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​治療とメンテナンスの必要性

インプラント周囲炎について

デンタルインプラント

インプラント周囲炎とは

インプラント周囲炎とは、インプラントの周りに炎症が起こる症状のことです。
 

インプラント周囲炎の主な症状

歯ぐきが赤く腫れたり出血したりします。また、歯茎が痩せてきたり、歯ぐきを押すと膿のような液体が出たりする場合もインプラント周囲炎が疑われます。さらに痛みや、インプラントのぐらつきもインプラント周囲炎が原因の可能性があります。

インプラント周囲炎の主な原因

インプラント周囲炎には、次のような原因が考えられます。

  • メンテナンスを受けていない
    インプラントの治療後には、定期的なメンテナンスを受けていただく必要があります。メンテナンスでは、インプラントがしっかり埋め込まれているかを確認したり、インプラント周囲炎を防ぐためのケアを行います。メンテナンスを受けずにいると、歯周病菌が増えやすい状況が改善できず、インプラント周囲炎のリスクが高まります。

  • 喫煙習慣がある
    タバコに含まれる有害物質は、インプラント周囲炎のリスクを高めるため、できるだけ控えることをおすすめします。

  • 歯並びが悪い
    歯並びが悪い場合、歯と歯の隙間に歯垢が溜まりやすくなり、歯と歯茎の間に歯周ポケットという空洞ができ、歯周病へと発展します。​

  • 歯ぎしりをする癖がある

  • 歯ぎしりはインプラントに負担をかけるため、できるだけ避けましょう。寝ている間はマウスピースをつけるなど、できるだけ対処していくことが大切です。

  • 鼻詰まりや口呼吸の習慣
    口呼吸は口の中が乾燥して歯垢が溜まりやすく、唾液が不足すると細菌が繁殖しやすくなります。唾液には口の中を洗い流す作用がありますので、なるべく口呼吸の習慣を改善しましょう。

 

インプラント周囲炎の処置

インプラント周囲炎への治療には次のような処置があります。

  • 歯科衛生士が専用の器具で口の中に溜まった歯垢や歯石を取り除く処置でPMTC「プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング」があります。歯磨きでは十分に取り除けない歯垢を取り除けるため、インプラント周囲炎の改善に繋がります。歯石や歯の表面に張ったバイオフィルムという細菌が作る膜を破壊し、虫歯のリスクを下げることにも繋がります。

  • 患部の洗浄
    薬品でインプラント周囲炎の部分を洗浄し、改善へと導きます。

  • 抗生物質の処方
    抗生物質で化膿を抑え、インプラント周囲炎の急性期症状を和らげます。

インプラント周囲炎は、予防​とメンテナンスが大切です

インプラント周囲炎は定期的なメンテナンスを受け、丁寧なブラッシングを心がけたり、喫煙や歯ぎしり、口呼吸など生活面習慣を改善することで、リスクを減らせる可能性があります。歯茎の腫れや赤みなどの症状を早期に見つけて、早めの対処をしていくことが重要です。

当院では、専任の歯科衛生士によるメンテナンスを行なっています。

インプラントを長く快適にお使いいただくためにも、予防とメンテナンスを欠かさず行いましょう。

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